ルメールと亀田興毅

今年のジャパンカップウオッカオウケンブルースリの猛追をハナ差しのいで事実上のラストラン
を飾りました。向正面では舌を出して頭もやや高かったのですが、クリストフ・ルメール騎手は特に
慌てるわけでもなく自分の競馬に徹しました。武豊騎手のリーチザクラウンが作り出したペースがあ
っていたかもしれませんが、鼻出血がありながらも府中の2400mを先行押し切ったのは馬の力と騎手
のうまさのおかげといっても過言ではありません。走りすぎて繁殖生活がうまくいくのか心配なとこ
ろもありますが、産駒には日本ダービージャパンカップ制覇など期待してすることが多くなります。
WBCフライ級タイトルマッチは亀田興毅選手が判定で内藤大助選手を下し、新王者に就きました。内藤
コールの中冷静に勝つためのボクシングを12ラウンドやり遂げた技術・精神力は評価されてもいいは
ずです。
ビッグマウスが注目されていますが、マスコミによって強調されすぎている一面もあります。読者や
視聴者を引き付けるネタが必要なのは理解できますが、自らの報道を振り返ることも必要ではないで
しょうか。