試合を壊した三人の愚か者たち

7回表4−0と巨人がリード、マウンドには復調の兆しを見せているゴンザレス、しかし阪神も反撃の
狼煙を上げました。そしてマートンに打順が回ってきたところで原辰徳監督は久保への交代を決断しま
した。確かにゴンザレスは疲れを見せていましたがマートンを完全に押さえ込んでいたのでここは勝負
させて次の新井で交代させてもよかったはずです。
その後マートンがライトに打球を飛ばしましたが長野が後逸しまず2点を返されました。以前から長野
の守備に疑問符がつけられていましたがこの守備は酷すぎます。9回に藤川球児からソロHRを打ちました
が2軍で調整させたほうがいいです。
最後は久保、酷使で球威が落ちていたこともありましたが城島に同点タイムリーが打たれた時点で勝負が
つきました。この流れになれば阪神が逆転勝利を収めたのは必然と言えます。中継ぎの層が薄くなるのを
覚悟の上で久保も2軍で休ませることが必要ではないでしょうか。
以前から何度も書いていますが伝統の一戦というのは名前だけではないんです。サッカーならクラシコ
ブラジル×アルゼンチン、日本×韓国みたいなものです。戦いの重みに押しつぶされ決断力が鈍る、重
大なミスを犯す、そのような選手や首脳陣がいれば批判されても仕方ありません。甲子園球場で三連敗
したことを忘れてはなりません。簡単に悔しさを忘れてしまう人は巨人にはいりません。