それでも牝馬三冠制覇

秋華賞桜花賞オークスを制したジェンティルドンナが内のヴィルシーナ
鼻差抑え、牝馬三冠を制覇しました。前走と比べパドックから本馬場入場
かけてテンションが高くなり、岩田康誠騎手によると「観客に見とれていた」
そうです。そして落馬し足を痛めました。大舞台を経験していても平常心で
ゲートインするのは難しいものです。
レースは最内のヴィルシーナ内田博幸騎手の気合に応えハナに立ちました。
しかし向こう正面で小牧太騎手のチェリーメデューサが大逃げを打ちました。
それでも岩田・内田両騎手は慌てることなく自分のタイミングで動き、ゴール前
激しく競り合いました。今年は内枠の馬が上位を占めましたが、その中で14番枠
ジェンティルドンナが勝ったことは着差以上の強さを見せ付けたということ
です。
過去の牝馬三冠を制した馬はその後の活躍が芳しくなく、アパパネが翌年の
ヴィクトリアマイルを制したぐらいです。想像以上のスタミナや精神力を消耗す
る偉業を達成したジェンティルドンナ凱旋門賞を狙える名馬に成長できるの
か、今後のレース選択が楽しみです。