亡くなった種牡馬の産駒は走ると言うけど
今年の桜花賞は川田将雅騎手のスターズオンアースがゴール寸前ウォーターナビレラ
を交わし、牝馬三冠初戦を制しました。7番人気でしたが、川田騎手が騎乗したのです
から勝負気配があったということなのでしょう。父は昨年亡くなったドゥラメンテ、
タイトルホルダーに続くクラシック制覇は改めて父の偉大さを実感させます。おばに
オークスを制したソウルスターリングがいますが、まずは疲れを取り、状態を良化
させてからになるでしょうか。
武豊騎手は理想的な流れで理想的なレース運びを行いました。それでも勝てなかった
のですから、勝ち馬の末脚や勝負根性をたたえるべきでしょう。
横山武史騎手は桜花賞でも1番人気のナミュールに騎乗し、10着に終わりました。軽量
馬は桜花賞では苦戦するデータなど不安材料もありましたが、チューリップ賞では
切れ味を発揮していただけに状態が気がかりです。これでキャロットファーム所有馬
でGI3連敗となりましたが、来週の皐月賞に騎乗予定のキラーアビリティで勝利して
安心させることができれば、もう一段高いところを目指せるはずです。馬の状態など
結果を左右する要素はありますが、ダミアン・レーン騎手が短期免許で来日するだけ
に、素晴らしい結末が訪れることを祈りたいです。